

Onのウォータープルーフコレクションは、極限の条件下でもランナーが快適に走れるよう開発されました。「1ヶ月に35日間」雨が降ると言われる日本の屋久島のような山の多い島でもその機能性を発揮します。
雨を理由にした言い訳は通用しないことを証明するために、新しいOnのウォータープルーフコレクションを世界で最も降水量の多い地域でテストしています。
日本の九州の南端から約60km(40マイル)南に位置する屋久島は、霧と神秘に包まれた島です。日本で最も降水量の多い場所であり、世界で最も雨で湿った場所の一つです。屋久島の月間降水量は最低250㎜(9.8インチ)です。夏の台風の時期には、この数字は三倍になることがあります。年間降水量の測定値は10メートル(390インチ)におよびます。
絶え間なく降り続ける雨は、この島におとぎ話のような雰囲気を醸し出す青々とした亜熱帯の常緑樹林を生み出しました。幹の形が歪な木々や垂れ下がる群葉は、グリム兄弟の空想の世界からまるでそのまま出てきたかのようです。屋久島は、古代杉を含むおよそ1,900種および亜種の植物の生育地です。この島の種の多様性は実に独特であるため、ユネスコの世界遺産に指定されました。
また、この島には40以上の山があり、その中には標高約2000mで南日本最高峰である宮之浦岳もあります。このことから屋久島には「海のアルプス」というニックネームが付けられ、この島は探索するのに値する息を呑むように美しい場所となっています。しかし、深い森林に覆われた景色を進むための現実的手段は唯一徒歩のみです。雨と向き合う時が来ました。
ニュージーランド出身のキャメロン・ジョイスは、Yakushima Experienceの創業者兼ヘッドガイドであり、2011年から屋久島でツアーを開催しています。彼は 雨を理由に島の自然の美しさを訪れる観光客と共有できるトレッキングツアーを中止することはありません。
「私はニュージーランドで、フィヨルドランドやパパロア国立公園、ネルソン・レイクス国立公園を含むユネスコの世界遺産のガイドを長年務めてきました。 雨には慣れているんです。」
「雨が降らなかったら、コケはこんなにも広がらなかったでしょう。 コケがなかったら、森はこんな風に形作られなかったでしょう。 それに、雨が降らなかったら、虹を見ることはできません。」
自らも東京マラソンを2回完走した経験を持つランナーであるキャメロンは、屋久島の保護森林はトレッカーの楽園だが、密生し過ぎていて、トレイルランニングは向かない場所が多いと言います。
「屋久島のトレイルは、周囲に人がいないために、その大部分が荒々しくて野性的です。ニュージーランドではトレイルランニングをしていましたが、ここではそれに適した場所を見つけるのは難しいです。」
「しかし、ロードランニングが好きならば、屋久島には、急な坂道からなだらかな起伏のある海岸沿いの道路まで、走るのに最適な素晴らしい道路が存在します。」
東京から飛行機で2時間未満の距離にある屋久島は、日本の都市部の慌ただしい喧騒から解放させてくれる大自然のパワーがあります。この島の最大の集落は宮之浦で、村らしい雰囲気を持っています。海岸沿いにある伝統的な「温泉」宿や新鮮な地元の魚を提供するレストランは、この神秘的な島を探検し、雨に耐えた観光客の一日の疲れを癒してくれます。そして、翌朝再び探検に繰り出すのです。
新しいウォータープルーフコレクションを、地球上で最も降水量の多い地域を巡ってランナーたちとテストをしています。年間240日雨が降る町、ノルウェーのベルゲン。次回は、米国オレゴン州ポートランドの悪天候に挑みます。Onウォータープルーフコレクション。 No Excuses.