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Run the City Guide: エピソード1 - ニューヨーク編

元祖コンクリートジャングルと​​して​​知られる​​ニューヨークには、​​米国を​​象徴する​​名所や​​ランドマークが​​たくさん​​あります。​​でも、​​ニューヨークの​​魅力は​​それだけでは​​ありません。​​観光スポットから​​少し​​離れた​​先に​​も​​個性溢れる​​場所が​​いっぱい。​​ぜひ、​​自分の​​足で​​回ってみましょう。

ランニングガイドと出会う 

ケイトリン・フィリップスさんは、ニューヨーク市に住んで14年以上になります。これまで市内10カ所の異なる地区に住み、この都市の至るところで、数えきれないほどの距離を走ってきました。大学時代は本格的なランナーとして活躍していたフィリップスさんは、ニューヨークに来てから再びスポーツへの関心が高まったと言います。  

「ニューヨークは色々な要素が少しずつ織り交ぜられているので、ランニングに最適な場所です。あらゆる種類の路面があり、公園や橋、人混み、静かなエリアなど、変化に富んでいます」   

「私が紹介するルートには、ランナーにぜひ挑戦してもらいたいものを盛り込みました。あまり知られていない市内の素晴らしいスポットにも足を運べるようになっています」 

「この街の様々な場所を探索するのに、ランニングという方法を使うのが好きです。ランニングでなければ行かなかったかもしれない、5つの行政区内のさまざまな場所に足を運べます。ランニングは多くの場所を網羅できるし、地下鉄やタクシーに乗っている時は見逃してしまうような場所を発見できます。実に優れた方法です」 


「更に、この街のランニングコミュニティーは巨大です。同じ興味を持つ、こんなにもたくさんの人たちと繋がりを持てるのは、本当に素晴らしいことです。ここでのランニング人気は間違いなく、5つの行政区を通るニューヨークシティマラソンも一助となっています」

ケイトリンさんのNYCルート:短~長距離ランまで  

フィリップスさんが選んだのは、距離の異なる3つのルートです。これらのルートには市内のお気に入りの場所と、あなたもきっと試してみたくなる食べ物や飲み物(更には花)の情報が盛り込まれています。 

「私が紹介するルートには、ランナーにぜひ挑戦してもらいたいものを盛り込みました。あまり知られていない市内の素晴らしいスポットにも足を運べるようになっています」 


「ルートの景色がそれぞれ異なるだけでなく、私のトレーニング内容をカバーできるような、テクニカルな要素も色々と入っています」

ランニングルート1


「これは私の地域を走る5Kルートです。自宅のすぐそばにあるので、早朝に走りたい時にちょうど良いルートです。このルートで通るプロスペクトパークは、走る距離を長くしたい時に最適な場所です。それからフォートグリーンパークも通りますが、そこは小さいながらも信じられないほど美しく、丘陵に富んだ公園です。また、体を鍛えてフォーム作りをするのに最適な階段があります」 

「でも、それはほんの一部に過ぎません。このルートは、ブルックリンにある昔ながらのブラウンストーン造りの建物が連なる並木道を走りながら、絵画のように美しい地区を通ります。それに、かわいらしいカフェやパン屋さんがたくさんあります。ここはランニングを終えて、コーヒーを飲んだり、軽食をとったりするのにぴったりの場所です。また、家に帰る前に食料品店や花屋さんに立ち寄ることもできます」

Fort Greene

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ランニングルート2


「このルートは本当に素晴らしいルートです。セントラルパークとハーレムの丘を走ってから、かなり平坦なウェストサイドハイウェイを横断するからです。丘を使って自然なファルトレクトレーニングをしたい時に理想的です。丘を走るだけで心拍数が急上昇するため、ペースを上げる必要がありません」

「無酸素運動に取り組みたいのであれば、このルートの一部になっているセントラルパークのキャットヒルをチェックすると良いと思います。たくさんの歴史的建造物や素晴らしい美術館の前を通り過ぎるので、それら文化的建造物の見物もお忘れなく。この街にあるアートや文化をいつも思い出させてくれます」

「少し休憩したいと思ったら、川沿いにあるPier i Cafeがおすすめです。この場所は夏に最高です」

ランニングルート2

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ルート3


「このルートが大好きです。このコースは素晴らしトレーニングになります。というのも、両方の橋(傾斜があります)を走ることになりますし、イースト川沿いのトラックはインターバルトレーニングに最適です。また、水面を見渡せるのもとても良いですね。従来のループを走る代わりに西側を横切り、ハドソン川が見えるリバーサイドパークに入っていくのもお気に入りです」

「しかも、橋の上から眺める景色が、信じられない美しさなのです。これは、ニューヨークの生活で、決して色褪せないものの1つです。その後は、チャイナタウンの中心地に足を踏み入れます。ここはいつも楽しい場所です」 

「ドイヤーズストリートという名の脇道に注意してみてください。とても小さい通りなので見逃してしまいがちですが、ディナーにおすすめの素晴らしいお店が数軒あります。また、夜遅い時間に外出するのであれば、Apothekeは素晴らしいバーです。ここも、ちょっとした穴場だと思います」 

ルート3

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フィリップスさんが教えるNYCランニングの3つのルール

道を走る時、近くを通り過ぎる歩行者には素早く声を掛けたり、集団で走っている時には一列に走ったりするなど、丁寧な対応を心掛けます。

 



競技用トラックでは、ジョギングやウォーキングに外側のレーン、スピードを出すセッションに内側のレーンを使います。


毎日同じ時間に走っている他のランナーやウォーキングをしている人、あるいは公園にいる人とすれ違う時は、こんにちはと声を掛けたり、手を振ったりするのが好きなので、いつもそうしています。


フィリップスさんのお気に入りスポット

フィリップスさんが教えてくれた飲食店の詳細はこちらです。お店の名前をクリックすると、詳細が表示されます。   

Bittersweet Bakery (ルート 1)

美味しいパン屋さんを嫌いな人などいません。この小さなお店では、手で淹れるコーヒー、自家製のペイストリーとサンドイッチ、そして健康的な良い雰囲気を提供してくれます。フェアトレードのオーガニック製品を使っています。

Central Park Food Cart (ルート1) 

シンプルですが効果的です。このお店は「穴場」の定義には当てはまらないかもしれませんが、セントラルパークでカフェインと糖分を摂取したい気分になった時にイチ押しです。 

Pier i Cafe (ルート2) 

季節限定の屋外カフェ。リバーサイド・パーク・サウスのハドソン川沿いにあります。ここから望める景色はとても美しく、夕暮れ時は特に素晴らしいと言われています。新鮮なロブスターロールやフィッシュタコス、フローズンドリンクなど、上質な食材を使用した新鮮な料理が楽しめます。  

Nom Wah Tea Parlour (ルート3)

Nom Wahの開業は100年前の 1920年。100年も続いているということは、何か正しいことをしているに違いありません。開業以来、オーナーや立地の変更は数回ありましたが、いつでも変わらず新鮮な中国の焼き菓子、饅頭、点心、お茶を提供しています。米人気テレビ番組「Law and Order」にも登場していたそうです。 

Apotheke Mixology (ルート3)

薬草にインスピレーションを得たカクテルを提供するこのバーは、Time Out New Yorkのニューヨークのベストバー50にも取り上げられました。ユニークな店の内装(そしてドリンク)をチェックするために行っても良いかもしれません。「風変り」という言葉が間違いなく頭に浮かぶでしょう。しかし、入店には「洗練された服装」が推奨されているため、ランニングの直後にそのまま行くのはやめておいた方が良さそうです。

フィリップスさんが着用したギア: