

クイーンズ区フラッシングに新しく結成されたWorld’s Fairは、コミュニティーの向上を第一に考えて活動しています。「 Running Queens Together(クイーンズをともに走る)」をモットーに、グループランニングを楽しむことを大切にしています。
「ランニングクルー『World’s Fair』のミッションは、ランニングカルチャーがあまり注目されていないこの地域のコミュニティーを強化すること。これは設立当初から変わっていません」
そう語るメンバーのジャエキ・チョーさんに、クイーンズのコミュニティーにおけるランニングの役割について話を聞きました。
ジャエキ: 「ニューヨークを走るのは、ニューヨークに住むのと同じです。穏やかさに欠けるし、フレンドリーでもありません。常に最も安全であるとも限りません。でも、それが人生です。ここでできるなら、どこでもできます。それが私たちの DNA の一部です」
「ランニングにはほとんどお金がかかりません。すべてのギアが必要なわけではありません。しっかりと地面を蹴ることができて、ショーツを持っていれば十分です。それに誰でも参加できます。言っても仕方がないことですが、ニューヨーク市には緑地がありません。私はコンクリートの上でサッカーをして育ったくらいです。だからここで走るのはとてもユニークなことなのです」
「ニューヨークシティマラソンは、マラソンが大衆文化の一部になる前から存在していました。そのレガシーは今も健在です。ニューヨークは多様性に富んでいます。文化的にも経済的にも非常に民主的です。ランニングはその意味で皆を結びつけてくれます」
「World’s Fair ランニングクルーはクイーンズ区のフラッシングを拠点としています。それはクイーンズそのものだと言って良いでしょう。文化的な多様性がとても強いです。ほぼすべてのクルーメンバーが異なる文化的背景を持っていて、それはクイーンズの公立学校と本質的に同じ感じです。たとえばランチのときは、さまざまな国の料理が机に並ぶという具合です。World's Fairのランニングクルーは、その延長上にある感じです」、それからまたいつもの一日や一週間に戻っていくような瞬間を作りたいと思っています」
「マンハッタンやブルックリンの一部では、グループランニングやロードランニングが比較的に早い段階から注目されて、その価値を見出されていたと思います。クイーンズでは比較的に新しいことでした。Queens Running Collective、the Wepas、Run Hustle Run など、確かにクイーンズで発足したランニング団体は他にもあります。ただ、World's Fair はその名が示すように、この区、つまりワールドワイドなこの区のすべての人たちを体現しています」
「さまざまな移民のコミュニティがあり、皆が多くの仕事を抱えて、なんとか家計をやり繰りしながら暮らしているクイーンズのような場所で、World's Fairは、少なくともちょっとしたオアシスを感じられるような瞬間を作り出すことに取り組んでいます。つまり、人々が雑念を忘れて、外に出て、同じ考えを持つ人たちと共に走って少し汗を流し、それからまたいつもの一日や一週間に戻っていくような瞬間を作りたいと思っています」
「World's Fairはとても若いクルーです。設立からまだ1年も経っていませんが、勢いがあり、エネルギーがあって、使命感も持ちあわせていると思います。毎週のように集まってくる人たちを見ていると、経験豊富なランナーもいれば、そうでないランナーもいますが、彼らは一緒にコミュニティを築いています。それをとても誇りに思うし、とても実りの多い体験になっていると思います」
Jaeki と World's Fair との出会いに興味がありますか?メール(worldsfairruncrew@gmail.com)を送るか、Instagram(@worldsfairruncrew)で連絡してください。