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スイス生まれの高機能ランニングシューズ&ウェア

For every runner:すべての​​ランナーが​​スタートラインに​​立てる​​社会に​​

ランニングは​​すべての​​人の​​ために​​あります。​​ランニングを​​始めてみようと​​決意したばかりの​​人にも、​​50回目の​​マラソンに​​向けて​​準備を​​している​​人にも、​​走る​​権利は​​あります。​​ランナーに​​なる​​ために​​必要なのは、​​走り​​始める​​こと。​​しかし、​​誰もが​​ランニングシューズを​​履けば​​走れると​​いうわけでは​​ありません。​​

初心者、プロアスリート、通勤者、フィットネス愛好家、夢追い人――。ランナーになるのに、年齢、能力、性的指向、文化、人種は関係ありません。少なくとも理論上はそうです。

ただ、中には他の人ほど簡単に走りにいけない人もいます。体力的な問題、社会的な問題、精神的なハードル、安全上の問題など理由は様々ですが、ランニングは一部の人が考えるほど、誰もが気軽に手を伸ばせるものではないのです。

私たちOnは、誰もがランナーズハイを楽しめるべきだと考えています。そのため、ランニングのハードルを下げることに重点を置き、コミュニティが目標以上のことを実現できるよう支援する団体とグローバルに提携しています。そうした団体の中にAinsley’s Angelsと48 For Changeがあります。Ainsley's Angelsの「ルースター」ことキム・ロシターと、48 For Changeのジャスティン・シールズおよびエリン・シールズに、それぞれの活動内容や2022年の計画について話を聞きました。

48 For Change

48 For Changeは2020年設立。ランニングを通じて、一般的な社会問題に対する認識を深め、意識改革や行動を促し、社会に着実に変化をもたらしていくことを目的としています。

なぜランニングが変化をもたらす手段になると思いますか?

レースに臨むことは、変化のための戦いに似ていると思います。どちらの場合においても、適切な「特性」がなければ乗り越えられない場面が出てくるからです。ランニング未経験者も、レース経験が豊富なランナーも、ランニングを通して精神面、肉体面、社会面、感情面など様々な面を鍛えることができます。それは社会変革を促すことにも共通しています。

また、ランニングは新しいものや新しいコミュニティ、新しい人たちに目を向けるきっかけとなります。これも社会変革を促すことと共通しています。ランニングには、回復力、持久力、モチベーション、自信が必要です。これも共通しています。一つの分野でこれらの特性を強化したり生み出したりできれば、他の分野でも力を発揮することができます。

48 For Changeの今年の目標は?

今後12カ月の目標は、48 For Changeの最大の目標と同じです。つまり「肉体的・社会的な変化を促すこと」です。共同創設者のタイラーは2021年に亡くなりました。そのため、私たちは包括的な目標としてタイラーを偲び、彼の陽気で愛に満ちた精神をすべての活動で生かしていこうと考えています。

具体的には、年に1度のベニス5kmというランニングイベントの第2回目の開催をすること、毎年恒例の「48 For Floyd」イベントで恵まれない地域への寄付を募ること、メンバー40人と一緒にロサンゼルスマラソンに参加することを予定しています。この40人のうち30人以上にとっては、これが初めてのマラソン。これで「死ぬまでにしたいことリスト」を一つ、クリアすることになります! また、48 For Changeのランニングコミュニティから古着を集め、ロサンゼルスの地元団体に譲る月例の寄付活動も継続していきます。

Onのサポートによって、新しくコミュニティに貢献できたことはありますか?

Onのサポートが決まったときは、とても勇気づけられました。活動を始めたばかりであっても、48 For Floydにはコミュニティに刺激を与え、変化を生み出す力があると信じてくれる人たちがいることが分かったからです。

Onのサポートによって、私たちは独力では到底実現できないほど大規模なコミュニティイベントを行うことができました。数カ月前には市内で5kmマラソンを開催しましたが、Onがイベントに参加し、企画実行をサポートしてくれたのは大きな支えとなりました。Onのサポートのおかげで、私たちは集中して目標を達成することができます。

Ainsley’s Angels

Ainsley's Angelsは米ランニング業界と協力し、ランニングの世界や日常生活におけるインクルーシブな機会の創造の重要性を訴える啓発活動を行っています。「エンジェルランナー(車いすを押して走る人)」と「エンジェルアスリートライダー(車いすとエンジェルランナーの助けを借りて走る人)」を結びつけることで、Ainsley's Angelsはランナーへの固定観念を打ち破るだけでなく、誰もがランナーズハイで爽快感を得られることを証明しています。「Together, We Shall(やろう、一緒に)」という信念のもと、あらゆる人の参加を歓迎し、すべての人に特別な体験を提供しています。

なぜランニングが変化をもたらす手段になると思いますか?

「走る」という人権を享受できれば、誰でもランニングに喜びや楽しさを感じ、笑顔になります。エンジェルアスリートライダーの中には、この経験を通して初めて真の意味で受け入れられたと感じる人もいます。多くのライダーにとって、これは初めての勝利となり、新しい友人を作る初めての交流となり、サイドラインにいるのではなく自分でゴールラインを超える初めての経験にもなります。また、家族や介助者にとっては、自分たちは孤立しているわけではないと実感できる機会となるでしょう。

レースの距離、規模、場所を問わず、Ainsley's Angelsの理念は「すべての個人には受け入れられる価値がある」ということです。エンジェルランナーは自分の足を使い、一人ではレースを完走しづらいエンジェルアスリートライダーの車いすを押します。そして、お互いに励まし合うことで、困難を乗り越え、共に勝利へと向かっていきます。それはレースのゴールラインを越えるときも、健康上の問題を克服するときも同じです。

Ainsley's Angelsの今年の目標は?

今後12カ月は、安全対策に万全を期してレースやコミュニティ活動を再開し、インクルージョン(包摂)の重要性を伝える啓発活動を全米で続けていく予定です。今年はエンジェル育成プログラムを発表し、複数の教育イニシアチブを始動させます。また、インクルーシブ5kmレース「Ainsley’s Angels レースシリーズ」を全米で開催するほか、若者向けのエンゲージメントプログラム「Club Schwing」などのアウトリーチイベントも実施します。

Onのサポートによって、新しくコミュニティに貢献できたことはありますか?

Onのサポートとイノベーションにより、誰もが走る権利を享受し、ランナーズハイを楽しむことができるようになりました。このパートナーシップによって、すべての人が参加できるコミュニティを作るための新しい機会がたくさん生まれました。インクルージョンとダイバーシティー(多様性)の重要性や、一緒なら何でも達成できるということを次世代に伝えるための教育資源やイベントが提供できるようになったのも、このパートナーシップのおかげです。OnはAinsley's Angelsの南カリフォルニア支部に、特注のレース用車いすを新調するための資金を提供してくれました。これは今年の初めにお披露目する予定です。

あなたも参加してみませんか?

今回のストーリーを読んで、ランニングのハードルを下げる活動に参加したいと思われた方は、「48 For Change」「Ainsley's Angels」のウェブサイトから彼らの活動の詳細をご覧ください。

OnはAinsley's Angelsや48 For Changeなど、世界中の団体を支援できることをとても誇りに思っています。私たちは誰もが走る権利を享受できるよう、優れた団体とパートナーシップを結んでいます。これらの団体については今後もご紹介していきますのでお楽しみに。