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ハイキングウェアの​選び方​:シーズン別おすすめコーディネート

急に​天候が​変わっても​慌てる​ことなく​快適に​ハイキングを​行うには、​適した​ウェアが​欠かせません。​通気性の​高い​レイヤーから、​悪天候に​備える​プロテクションまで、​目の前に​広がる​景色を​思い切り楽しむための​ウェア選びを​ご紹介します。

Onのギアを身に付け、草に覆われた山の斜面を登る2人のハイカー。

トレイルは、あなた自身の力はもちろん、持っている装備も試される場所です。何を着れば快適なのかを知れば、安心してハイキングを楽しめるようになります。適切にレイヤリングすることで、急な登りで汗をかいても不快な思いをすることもなくなり、突然、天気が変わっても身体をしっかり守れて、起伏のある路面も快適に動けます。そして、重いウェアで着ぶくれして集中が途切れることもありません。

「スタイリッシュにコーデすれば自信になりますし、トレイルにも前向きな気分で挑めます」と語るのは、Onアンバサダーのレナ・シュトローマイヤー。「サイズが合わなかったり、着心地が悪かったりするギアはストレスですよね。ショートパンツがずり上がってきたり、シャツの丈が長すぎたり短すぎたりするだけで、集中力がすっかり削がれてしまいます」

「身体をきちんとサポートしてくれて、でも着ていることを忘れてしまうようなウェアがベストです。そうすれば、山の景色を思いっきり楽しめますから」とシュトローマイヤー。季節やトレイルのコンディションが変わっても、目指すゴールは変わりません。ウェアに気をとられずに、アウトドアを満喫することを目標としましょう。

Onのギアを身に付け、草の生い茂る尾根を下る2人のハイカー。Onのギアを身に付け、草の生い茂る尾根を下る2人のハイカー。
草に覆われた尾根に佇む、赤いジャケットを着たハイカーを遠くから捉えた姿。草に覆われた尾根に佇む、赤いジャケットを着たハイカーを遠くから捉えた姿。

ハイキングウェアの​チェックリスト

ハイキングはトレイルの入り口に立つ前から始まっています。快適に動けるか、天気の変化にも対応できるか、「あのレイヤーを持ってくればよかった」と後悔せずに済むかなど、身に付けるウェアによって、トレイルを楽しめるかが決まります。

「私はいつも、レイヤリングの王道である、何枚も重ね着する方式を取っています。ドイツではこれを『玉ねぎ式』と呼ぶんですよ。大抵はベースレイヤーとなるトップスの上に薄手のロングスリーブを重ねます。山の上の日差しは街中とは異なりますので」。シュトローマイヤーにとって、帽子とサングラスは必需品。ウィンドまたはレインジャケットも必ずバックパックに忍ばせています。

経験豊富なハイカーの多くは、吸湿速乾性に優れたベースレイヤー、保温性を担うミッドレイヤー、身体を守るアウターシェルという、シンプルな3レイヤーシステムを採用しています。この基本さえ押さえれば、シューズやソックス、帽子といった他のアイテムも自然と決まってきます。

シュトローマイヤーはこうアドバイスします。「ソックスへの投資は惜しまないこと。長時間歩くと、その差ははっきりとわかるはずです」

各アイテムは次のようなポイントを確認して選びましょう。


選ぶときのポイント

ベースレイヤー

吸湿速乾性に優れたメリノウールか合成繊維を使い、身体にぴったりフィットして動きを妨げない 

ミッドレイヤー

着ぶくれせずに暖かさを閉じ込める、通気性の高いインサレーション  

アウターレイヤー

汗やムレを逃す設計でコンパクトに収納できる、防水または耐水性のあるシェル 

シューズ

グリップ力に優れたアウトソール、高反発のクッショニング、不整地での足元を支えるサポート力 

ソックス

メリノウール製で、靴擦れを防ぐクッショニングが要所に備わっている 

パンツ・ショートパンツ

伸縮性と速乾性に優れ、小物を安心してしまえるポケットが付いている 

帽子

日差しが強い日は広めのツバのもの、暖かい日は軽量キャップ、肌寒い朝にはメリノウール製ビーニーを

バックパック

チェストストラップとヒップベルトを備えた、容量20~30Lのモデル 

サングラス

UV400カットの偏光レンズを備え、フレームは顔に密着するタイプのもの

1. 吸湿速乾性に優れたベースレイヤー

肌に直接触れるベースレイヤーは、汗をすばやく吸収・発散させ、汗冷えから身体を守ります。急な登り、そして天候や環境が突然変わるときにこれは重要です。

「女性にとって、まず大切なのがスポーツブラです」とシュトローマイヤー。「ぴったりフィットしていないと、トレイルベストと擦れて、1日の終わりにはひどい肌擦れを起こしてしまいます」

その上に重ねるベースレイヤーも、心地よくフィットして動きを妨げない、メリノウールや合成繊維のものを選びましょう。メリノウールは体温を一定に保ち、防臭効果を発揮する一方、合成繊維は乾きが早く、より軽量というメリットがあります。

シュトローマイヤーは、本当に上質なベースレイヤーを1枚持つことを推奨します。「高品質のベースレイヤーは、体を動かしていてもずっとドライで快適に保ってくれる必須アイテムです。これが、先ほどお話しした玉ねぎ式レイヤリングの土台になります」 

メリノウールでも合成繊維でも、目的は変わりません。ベースレイヤーで体温を調節し、上に重ねるレイヤーが本来の機能を発揮できるようにすることです。

2. 体温調節を担うミッドレイヤー

ミッドレイヤーは、暖かさを保ちながら熱がこもりすぎるのを防ぎます。フリースや保温性に優れた軽量ジャケットは、気温が下がったときには熱を閉じ込めつつ、体を動かして汗をかいたり蒸したりするときにはムレを逃がすように設計されています。

このバランスは、登りで衣服内に熱がこもり、汗冷えを起こしやすいときに特に重要になります。例えば、すっきりとしたシルエットのClimate Jacketは、環境の変化に合わせた体温調節に最適です。

3. 身体を守るアウターレイヤー

アウターレイヤーは、風や雨、突然の気温低下から身体を保護してくれます。まずは天気予報を確認のうえ、Ultra JacketPerformance Jacketのような軽量の防水シェルを準備しましょう。寒い時のハイキングであれば、より保温性の高いChallenger Jacketがおすすめです。

「体を動かしているときに、ビニール袋を被ってるみたいな感覚になるのは嫌ですよね」とシュトローマイヤー。「だから私は身体の動きを邪魔しない、伸縮性の高い軽量素材を選ぶようにしています。長い下り坂では防風性が何より大切です。何度も立ち止まって脱ぎ着する必要もないし、身体が冷えるのをしっかり防いでくれます」

天気が崩れたときには、このアウターレイヤーが身体を守ってくれます。標高の高い場所では、たとえ穏やかな風であっても、想像以上の速さで体温が奪われるもの。次のような特長を備えたモデルを選びましょう。 

- フードは調整可能で帽子の上からも被れる

- 縫い目からの浸水を防ぐテープ加工が施されている

- 自然な体温調節を促す脇下のベンチレーションが備わっており、立ち止まって脱ぐ必要がない

予備のレイヤーとしてバックパックに入れて持ち運ぶ場合は、軽さと収納のしやすさも譲れません。優れたアウターレイヤーの条件は、手軽に持ち運べて、天候が変わった瞬間にさっと羽織れることです。

4. ハイキングシューズか、トレイルランニングシューズか

最適なフットウェアは、どのようなトレイルに挑むかで決まります。CloudventureCloudsomaのようなトレイルランニングシューズは、通気性に優れ履き心地も軽いため、軽快な足運びが可能に。整備されたトレイルやスピードハイク、高いサポート力よりも柔軟性が求められるルートに向いています。

一方、Cloudrock Mid Waterproofのような本格的なハイキングブーツは、足元をしっかり支える構造に加え、足首を強力にサポートし、よりタフな地形や数日間にわたる山行にも耐えられる保護機能が備わっています。

どちらかがより優れているというわけではなく、トレイルの環境に合わせて選ぶことが大切です。シュトローマイヤーはこう説明します。「優れたシューズがあれば、足元の不安がなくなります。その安心感があるからこそ、装備に気を取られずに、肩の力を抜いて呼吸を整え、自然との一体感を心から楽しむことができるのです」

5. 高機能ソックス

ソックスはつい軽視しがちですが、トレイルを数キロ進んだところで摩擦と湿気で靴擦れを起こしたとき、その重要性に気づかされます。吸湿速乾性に優れた素材で、かかととつま先に補強パネルが施され、タフな路面でも足を保護するクッショニングが適所に備わったものを選ぶとよいでしょう。

フィット感にもこだわりましょう。ソックスが中で滑ったりヨレてしまっては、シューズがどれほど優れていても摩擦が起きるのを防げません。必要な部分への的確なクッショニングを求めるならTrail Sock Highが、優れた通気性にこだわるならExplorer Merino Sockがおすすめです。

6. パンツ・ショートパンツ

ハイキングパンツやショートパンツには、身体のダイナミックな動きに追従するしなやかさが求められます。以下のポイントを重視して選びましょう。 

- 大きな段差や地形を乗り越えるときにも動きを妨げない伸縮性。

- 雨や汗などの水分をすばやく逃がす、速乾性に優れた素材。

- 茂みや岩場、繰り返しの着用にも耐える耐久性。

レギンスは体にフィットし動きやすい一方で、重いバックパックを背負うと、摩擦でヨレたりずり上がったりして、長距離では不快になることがあります。膝の動きを妨げない立体設計と、ヒップベルトをしてもズレにくいウエストバンドを備えたWeather Pantsは、動きやすさと耐候性を両立しています。

7. 帽子

ハイキングに出かけるなら、帽子は必携のアイテムです。直射日光から顔を守り、頭皮を保護しながら、影のないトレイルでも眩しさを和らげてくれます。最もプロテクション性能が高いのはツバが広いタイプですが、気温の高い日や木陰の多いルートであれば、Lightweight Capのような軽量キャップもおすすめです。

気温が下がってきたら、保温性を重視しましょう。肌寒い早朝のスタート時や、風が吹き抜ける尾根、標高の高いエリアのハイキングでは、Merino Beanieが暖かさを保ってくれます。天候が読めない場合は、荷物になるとしても両方を持っていく価値があります。

8. バックパック

たいていの日帰りハイキングでは、20~30Lの容量があれば、水や重ね着アイテム、行動食、トレイルの必需品をすっきりと収納でき、かさばることもありません。

重要なのは全体の容量よりも、荷重の分散と背負い心地です。以下のポイントを重視して選びましょう。

- 肩への負担を和らげるパッド入りヒップベルト

- 不整地でもバックパックを安定させるチェストストラップ

- バックパックと体の間に空気の通り道を確保するバックパネル

難易度の高いルートや長距離の歩行では、耐水性に優れた素材やコンプレッションストラップ、アクセスしやすいポケットの有無が快適性を左右します。

9. サングラス

トレイルでは日差しがより強く感じられます。特に岩肌や水面、雪原に光が反射する地形ではなおさらです。優れたサングラスは、眩しさを抑えて目を保護するだけでなく、長距離のアクティビティによる疲労を最小限に抑えてくれます。目に深刻なダメージを与える紫外線の全波長を完全にブロックするには、最低でもUV400プロテクションが必須です。偏光レンズは反射光の眩しさをカットし、強い日差しの下でも視界がよりクリアになります。

そして何より重要なのは、顔にしっかりとフィットしてズレないこと。不整地を進むときでもしっかりとホールドされ、風やチリ、ゴミの侵入を防いでくれるフィット感の高いフレームを選びましょう。

夏の​ハイキングウェア

夏のハイキングで大切なのは、身体を守りつつ、いかに涼しさをキープするかです。暑さ、強い日差し、汗。夏のトレイルではウェアの真価がすぐに試されます。「最適なギアは、自分を守ってくれるセーフティネットのようなもの」とシュトロマイヤー。「『大丈夫かな』という不安が、『これならいける』という自信に変わります」

軽量ショートパンツと吸湿速乾性に優れたトップスなら通気性も高く、急な上り坂や木陰のないトレイルでもすばやく乾きます。また淡いカラーを選べば、直射日光による熱を反射しやすくなります。

UPF評価を受けた素材は紫外線から肌を守るもう一つのバリアとして機能し、洗濯やハイキング中の摩擦で効果が落ちることもありません。影のないルートを長時間歩くときは、日焼け止めを何度も塗り直すよりも、プロテクション機能のあるウェアを身に付ける方が合理的です。

シュトローマイヤーは「どんな状況にも対応できるよう準備すれば、大きな安心につながります」と語ります。

草の生い茂る丘の上で、手を頭の後ろに組み、目を閉じて休憩するハイカーたち。

冬の​ハイキングウェア

寒冷期のハイキングを快適にするカギは、スマートなレイヤリングにあります。目指すのは、汗を衣服内に閉じ込めたり、動きを妨げたりせずに暖かさをキープすること。

保温性の高いベースレイヤー、断熱性を担うミッドレイヤー、耐候性のあるアウターウェア。これらが一体となり、衣服内に暖かい空気の層を作りながら、運動量が上がったときには余分な熱を逃がします。厚手でかさばり動きにくいレイヤーよりも、軽量なインサレーションの方が、寒さを遮断しながら思い通りに体を動かせます。

また、アクセサリー類も見落とせません。気温が急に下がったり、標高の高い場所で風が強まったりしたとき、グローブやネックゲイター、ビーニーがあるかないかで大きな違いを生みます。

赤いウィンドジャケットを着て、木製のフェンスに寄りかかる人。赤いウィンドジャケットを着て、木製のフェンスに寄りかかる人。
岩場の上を一歩踏み出す、Onのギアを身に付けたハイカー。岩場の上を一歩踏み出す、Onのギアを身に付けたハイカー。

ハイキングで​避けるべき服装

スタート地点では問題がないと思っても、数キロ進んだ先で失敗に気づくこともあります。次のようなアイテムは避けましょう。

- コットン:水分を溜め込み乾きにくいため、気温が下がったときに身体を冷やす原因になります。

- デニム:重く、体の動きを制限するうえに、トレイル上では非常に乾きにくい素材です。

- 新品のシューズ:新しいシューズは履き慣らす期間が必要です。履いてフィット感や柔軟性を確認していないと、すぐに靴擦れができてしまいます。

- サイズが合わない、または大きすぎるバックパック:荷重が不均等に分散され、肩や腰に不必要な負担がかかります。

- ジュエリーや垂れ下がったアクセサリー:指輪やネックレス、長く垂れ下がったストラップなどは、茂みやバックパックの金具に引っかかる危険があります。

- すり減ったアウトソール:グリップ力が低下していると、濡れた岩場や泥道、足場の悪い路面で一気に安定感が失われます。

行き先に​合った​最適な​ハイキングスタイルを​作る​

ハイキングでは、コンディションに合わせたレイヤリングと、路面に適したシューズ選びがカギとなります。そして、長い1日を快適に過ごすのに欠かせない必需品をバックパックに詰めれば準備完了です。ギアのことをあれこれ考える必要がないよう適切なアイテムを揃えて、目の前のトレイルをしっかり楽しみましょう。

よく​ある​質問

どのような服装がハイキングに最適ですか?

基本的に、複数のアイテムを重ね着するようにしましょう。吸湿速乾性に優れたベースレイヤー、保温性のあるミッドレイヤー、耐候性のあるシェルに、トレイルに適したシューズと速乾性のボトムスを合わせます。あとは、日差しや寒さ、雨などの天候に合わせて少しずつ調整します。この基本さえ押さえておけば、あらゆる状況に柔軟に対応できます。


ハイキングでの3レイヤーの法則とは何ですか?

ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーを組み合わせ、吸湿、保温、そして雨や風からの保護を一体となって行うシステムのことです。それぞれのレイヤーが明確な役割を担っています。一日のなかで変化するコンディションに合わせて、簡単に脱ぎ着できることが最大のメリットです。


ハイキングではどのような服装を避ければよいですか?

コットン製品とデニム素材は避けましょう。どちらも水分を吸収しやすく、乾きにくいため、足を止めたときに身体を冷やす原因になります。また、おろしたての新品のシューズも、足に馴染むまでは着用を避けましょう。 


ハイキング初心者にはどのような服装がおすすめですか?

まずは吸湿速乾性のあるレイヤーに、履き心地のよいトレイル向けのシューズ、速乾性のあるパンツかショートパンツを揃えましょう。難しく考える必要はありません。整備されたトレイルであれば、基本のアイテムだけでほとんどのコンディションに対応できます。さらに、軽量のアウターレイヤーと帽子があれば万全です。 


ランニングシューズはハイキングに使えますか?

整備された道や初級トレイルであれば、トレイルランニングシューズでも十分です。軽くて軽快に動けるため、好むハイカーも多いです。しかし、ガレ場がある上級トレイルや、高低差の激しいルートでは、サポート力に優れたハイキングシューズがその実力を発揮します。決まったルールはありません。トレイルに合わせることが何よりも大切です。

Onのミッションは、動くことを通じて人の心に火を灯すこと。インスピレーションの源はアスリートたち。夢を現実にするスイスの技術。一緒に動こう、そして夢を見続けよう。Dream On.

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