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フランスの​​必見トレイルランニングルート6選

ワイルドに​​溢れた​​ランニングを​​してみたい?​​それなら​​街を​​抜け出して、​​あまり​​人が​​選ばない​​トレイルを​​走り​​始めてみませんか。​​フランスで​​必見の​​6つの​​ルートを​​紹介します。

トレイルランニングは唯一無二の存在です。新鮮な空気、目を見張るような景色…。アスファルトで舗装された道路の代わりに泥や草地、木の根の上を走るのは、とても心地良いものです。都会のジャングルを制覇し、次のチャレンジを探しているあなたにも、アウトドアとランニングの欲求を同時に満たせるアクティビティを探しているあなたにも、トレイルランニングはおすすめです。 

新鮮な視点

正直に言いましょう。街中の舗装された通りを走るのは、時に退屈です。その一方で、トレイルランニングは、坂を登り、飛ぶようにダウンヒルを下りながら、あなたの内に秘められた童心を解き放つことができます。しかも、それは思っているよりも手軽です。あなたとお気に入りのランニングギアと冒険心さえあれば良いのです。 

トレイルを走ることに怖気づく必要はありません。新しいことに挑戦する時、緊張をするのはごく当たり前のことです。だからこそ、しっかりとした準備が大切。何に挑戦したいかや、最大限の効果を引き出す方法について知っておくことは必要です。 

まずは経験豊かなOnのエリート・トレイルアスリートとアンバサダーに、今すぐトレイルランニングを始めるための心構えについて話してもらいました。

ジェローム・メルミヨさん(アヌシー) 

ジェロームさんは15年以上にわたり、あらゆるレベルのアスリートを指導してきました。トレイルを走ると、ティーンエイジャーのような気持ちになると言います。

「自由です。私にとってトレイルランイングの最大の魅力はそれです。街の中心から離れて逃げ出せる場所―。車に乗る必要すらありません」 


マリオン・デレスピエールさん(リヨン)


デレスピエールさんの場合、仕事の気晴らしにボーイフレンドとランニングをしようと思ったのが、走り始めたきっかけでした。その後すぐに頭角を現したデレスピエールさんは現在、プロのランナーとして、世界でも最も過酷なレベルのトレイルレースでしのぎを削っています。デレスピエールさんはトレイルランナーとして、常に1つのことを重視してきたと話します。 

「ゆっくり時間をかけて、自分を信じることです。徐々に距離を伸ばして、難易度を上げていくこと。でも何よりもまず楽しむことです。それが最高のモチベーションになります。自分に合ったものを見つけることです」

アントワーヌ・シャルボランさん(グルノーブル)


マラソン・デュ・モンブランやシエール・ジナルのような壮大なレースを完走するために、Onのアスリートであるシャルボランさんは週に最大14回のトレーニングを行っています。シャルボランさんのようなエリートランナーにとっても、段階的にレベルアップしていくことはとても重要なのです。 

「急激に自分を追い込んではいけません。自分のペースで時間をかけて適切な度合で進めていきましょう。少し経験を積んだら、周りの景色の美しさを存分に堪能しましょう。その体験を思い切り楽しんでください!」

ティボー・ル・コギックさん(アヌシー)

85㎞のラ・マキシ・レース・アヌシーを完走するのは簡単ではありません。でもだからこそ、ル・コギックさんはレースの舞台へと舞い戻ってくるのです。

「山にいるのが好きです。自然を体験したり、動物たちを見たり、自分自身と自分の考え以外何も存在しない場所で時間を過ごしたりするのが好きなんです」

マリーヌ・シャライエさん(リヨン)


Onのアンバサダーを務めるシャライエさんは、110㎞の距離を走れるランナーです。他にもLyon Running Crewを主宰するなど、トレーニングの後も、ル・トレイル・ドゥ・ブルボンのゴールにいる時も、レユニオン島で100 kmを超えるレースに参加している時も、シャライエさんのトレイルランニングへの愛情が変わることはありません。

「自由を感じられたり発見できたりするのが好きです。自分の体のパワーを感じて、何時間も走り続けることができる感覚も好きです。トレイルランニングをすると、ただ感謝の気持ち溢れ出てきます」 

MRC(パリ)


パリのマレ地区を活動の拠点とするランニングクラブMRCは、ポジティブなエネルギーと体験を分かち合うことを大切にしています。機会を見つけては、近くにある自然と触れあうようにしていると言います。 

「私たちは6年前からパリに住んでいますが、自然が大好きなので、パリのあらゆる公園で定期的に走っています(私たちはこれもトレイルランニングのうちに入ると思っています)。活動場所を広げるために、パリ市外に出ることもよくあります」 

すべてを綿密に計画する

Onのエリートアスリートたちに、お気に入りのランニングルートの中からいくつかを紹介してもらいました。新しいルートを探しているベテランランナーにも、トレイルランニングを始めたばかりの人にも、ヒントとなるようなアイデアが満載です。  

Roc de Chère(ジェローム・マルミヨーさんおすすめ) 

フランス南東はどこも景色に恵まれているため、ルート選びに間違うことはありません。でも、こんなトレイルもあります。

「このランニングルートはアヌシー湖を見下ろす自然保護区の中にあります。このコースはとにかく大パノラマが魅力的です。山地と地中海の微気候が存在する場所なので、さまざまな植物も楽しめます。また、このコースはゴルフコースに沿っていて、石灰岩の崖を見下ろすことができます」 


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Presa Moucherotte(アントワーヌ・シャルボリンさんおすすめ)

グルノーブル市内からもアクセスしやすく、ヴェルコール自然公園のすぐそばにあるこのトレイルは、見逃せません。

「ゴールはグルノーブルの街を見下ろす山頂です。そこに到達するにはかなりのエネルギーが必要です。グルノーブルからスタートして1,700mの登りがあります。ただ、代わりにサン・ニジエ・デュ・ムシェロットから出発すればルートを短縮できます。獲得標高は1,000m以上違います」 

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Veyrier(ティボー・ル・コギックさんのおすすめ)

アヌシーを象徴するルートです。街を後にして、本格的な冒険に出かけましょう。これは、初心者でも経験豊富なアスリートでも楽しめるルートです。 

「このコースで見られる山頂からの湖の眺めとトレイルは本当に特別です。そんなに長くはありませんが、少し登りがあるので、必ず自分のペースで走るようにしてください」

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Mont Thou's Climb(マリオン・デレスピエールさんおすすめ)

きつい登りさえも良い思い出になるような、美しい景色が広がるクラシックなルートです。最後まで登ったら、その後には楽しい下り坂が待っています。 

「このルートには、トレイルランニングの大好きな要素がすべて詰まっています。初心者にとっては少し長めですが、おそらくずっと走る必要はないと思います。このルートは私の家のすぐ裏手のモン・ドールにあります。頂上から眺められるリヨンの風景はこれまでで最高の景色だと言っても過言ではありません」 

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Les  Dents(マリーヌ・シャライエさんおすすめ) 

ピラ山を通り抜けるランニングルートはトレイル愛好家必見のルートです。息をのむほど美しいのは、その眺望だけではありません。

「国立公園内に住んでいるので、ここは私の庭のようなものです。最高峰はおよそ1,300mなので、ローヌ川から走り始めたら簡単に1,000m以上の標高を登ることになります。もちろん、山頂に着いた時の気分はいつでも最高です」


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Le Circuit des 25 Bosses (MRCおすすめ)

パリのすぐ南に位置するフォンテーヌブローとその町の名を冠した森には、無数のトラックがあります。ここは間違いなくトレイルランニングの目的地にふさわしい場所です。

「岩、マツの木、砂など、さまざまな要素に囲まれた美しいハイキングコースです。マウンテンハイキングのトレーニング場所として優秀ですし、何よりもエキゾチックです!とはいえ、ここのメインのアクティビティはランニングではありません。有名なクライミングスポットがあるので、クラッシュパッドを背負っている人を多く見かけると思います。日の出に合わせていくと、その時間帯には野性動物が見られるのでおすすめです」  

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以上です。必見ルート6選をご紹介しました。もう言い訳はありません。もう恐れることもありません。さあ、外に出てトレイルランニングを楽しみましょう。4週間でトレイルランに備える方法を紹介した記事「4週間でロードランナーからトレイルランナーへ」もあわせてご覧ください。