

Breathpodの創立者であるスチュアート・サンデマンさんは、呼吸を通して自然にパフォーマンスを上げるための研究に取り組んできました。3つの呼吸法で、毎日に新たな活力を与えましょう。
自分の中にある最高のパフォーマンスを引き出す方法を知りたいですか? しかも無料かつ、合法なやり方で。
―それは呼吸です。
Breathpodの創設者であるスチュアート・サンデマンさんは長年に渡り、シンプルかつ効果的な呼吸法の研究に取り組んできました。若い頃はアスリートとして活躍し、挫折から立ち直る方法を学ぶなど、これまで多くの経験を積み重ねながら人生の旅を続けてきたサンデマンさん。最高のパフォーマンスからメンタルのバランス維持まで、さまざまな呼吸法が与える効果をより深く理解できるようになったといいます。サンデマンさんは、体と心の両方のニーズを整えることが、自身が望むベストな自分になる方法だと考えています。
少し息を止めると落ち着くことができる―。これはよく耳にするテクニックですが、呼吸に意識を置くメリットはほかにもあります。何かに挑戦する時に、やる気や集中力をもっと高め、夢中で取り組めるようになるテクニックもいくつかあります。呼吸法はアスリートだけでなく、あらゆる立場の人々の認知機能や意識の改善に役立てられ、障壁を乗り越えて目標を達成する一助となっているのです。
大会に向けたトレーニングの最中や仕事で忙しいときなどは、ついついその活動にしがみつきがちです。1分でもじっとしていると、時間を無駄にしてしまったのではないかと恐怖さえ覚えることもあります。でも、実際はその反対です。少し活動を中断して自分の呼吸に意識を向け、自分のニーズ(集中力・休息・モチベーション)に合わせた呼吸パターンを導き出すことで、認知機能を自然に改善し、クリアなマインドで判断を下せるようになります。
走っているとき、人は横隔膜を使って腹部から呼吸をします。以下で紹介する呼吸法でも横隔膜を使います。まず始める前に、目を閉じて自分の身体に意識を向けてみましょう。そして肩を回し、少しストレッチをしましょう。少しの運動で身体の緊張をほぐすことができます。めまいがしたり、ふらつきを感じたりしたら、休憩を取ります。自身の身体の声に耳を傾けましょう。
― では、始めましょう。
早朝ランニングの前など元気を出したいときにこのテクニックを使用すると、エネルギーが満タンに。今にも駆け出だせるような気分になります。
呼吸回数を上げると、交感神経が優位になります。積極的に息を吐くことで、この作用を刺激することができます。そうするためには、意図的に鼻ですばやく呼吸します。
「まるで上唇に何かがついていて、それを吹き飛ばすような感じです」
息を吐くときにへそが背骨の方に引き込まれていれば、正しい方法で出来ているということです。息を吸い込む時は受動的に行いましょう。正しく行えていれば、自然と受動的になるはずです。毎朝、数分間集中してこれを行います。そのあとに深い横隔膜呼吸を数回行って、パワーアップの完了です。
※注意:妊娠中の方はこのエクササイズを行わないでください。
この呼吸法は心と体を整え、完全に集中した状態へと近づけます。
片方の穴から交互に呼吸をする片鼻呼吸は、言葉通り簡単です。指で左の鼻孔をふさぎ、右の鼻孔から息を吸い込んだら、今度は右の鼻孔をふさぎ、左の鼻孔から息を吐きます。次に、それを逆にして行います。右の鼻孔をふさいで左から息を吸ったら、今度は左の鼻孔をふさいで右から息を吐きます。
最初はうまく調整するのが難しいかもしれません。片手でも両手でも、時間をかけて最も快適なやり方を見つけましょう。このメソッドはバランスを整え集中力を維持するのに役立ちます。
このテクニックは心と体を落ち着かせる働きがあります。ランニング後のリフレッシュに最適です。
できる人は、まず舌を巻きましょう。巻いた舌をストローのように使って息を吸い込みながら、5つ数えます。肩の力を抜き、横隔膜を使いながら、口を閉じて鼻からゆっくりと息を吐きます。
「遺伝的に誰でもこれをできるとは限らないので、別のやり方もあります」
舌を巻くことができない人は、歯を優しく食いしばってそのまま呼吸します。それを5回ほど繰り返してクールダウン効果を実感してください。
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