

バーベルを持ち上げるときも、マットでストレッチをするときも、ジムにどのようなアイテムを持ち込むかでトレーニングの質が左右されます。気持ちよく体を動かすための必需品について、プロレーサー、ビアンカ・ブスタマンテのアドバイスとともにじっくりご紹介しましょう。
「アスリートとして、自信のなさを言い訳にすることはできません。だから、最大限に力を出すために自分でできる準備は整えないと」――そう話すのは、プロレーサーのビアンカ・ブスタマンテ。
パフォーマンストップ、汗に強いヘッドフォン、電解質タブレットなどなど、集中力がアップして、気が散る要素を減らせる適切なアイテムをそろえることで、ジムに一歩足を踏み入れた瞬間から自信がみなぎります。
「トレーニング中、しっくりくるウェアを身に着けていると、自分がキレイで力強いと感じます。気分が上がってリフティングの重量もアップできるし、身の入れ方もぐんと違ってきますね」とブスタマンテ。「他人にどう思われるかは気にしないこと。ありのままの自分に自信を持つことが大切です」。ここでは、ジムバッグの用意の仕方からウェア選びまで、最強の自分を感じるためのジム用アイテムについてご紹介します。
無計画にジムに行っても、せっかくの時間を無駄にすることになります。やるべきことを予め明確に決めて、スマホにプランを入力するか、手堅く紙に書いて印刷していくといいでしょう。「さて次は何をしようか?」と迷わずに済みます。 次のような方法を参考にしてください。
トレーニング計画を用意する:筋力アップや持久力強化など、自分の目標に合わせて数週間のルーティンワークを組み、これを実行します。
主要な筋トレ種目を回数重視で行う:基本となる運動をいくつか設定し、毎回同じ回数・セット数で行うことで成果が実感しやすくなります。
ワークアウトを記録できるアプリを利用する:すぐに使えて扱いも簡単なため、トレーニングセッションをオーガナイズするのに便利です。
ワークアウト動画を携帯に準備しておく:特にサーキットトレーニングやモビリティワークなどは、視覚的に分かりやすいお手本に従うことで、エクササイズの動きを完璧にすることができます。
しっかりしたスポーツバッグに必須アイテムをすべて詰めて、ジム通いのルーティンをシンプルにしましょう。「バッグの中身は、その日どんなトレーニングをするかによって変えています」と語るブスタマンテ。「有酸素運動をするときはエネルギータブレット、リカバリードリンク、シューズ、着替えを入れますし、筋力トレーニングの日はベルト、リフティングストラップ、そしてもちろんウォームアップ用キットを持参しますね」 リカバリーツール、スナック類、着替えなど、スマートなバッグがひとつあれば持ち物の管理もスムーズに。安心してセッションに集中できて、ワークアウトの後も快適に過ごせます。 おすすめはCargo Pack 60L。複数のコンパートメントが備わっているため整理整頓もしやすく、細部へのこだわりが光る洗練されたデザインが特長。通勤後のジム通いも難なくこなせる優れものです。これなら中のアイテムも確認しやすいため、出る寸前に忘れもので慌てることもなくなり、さっと手に取って出かけられます。
トップスが体にべったり張り付いたり、セットの途中で汗まみれになるなら替え時です。通気性にも吸湿発散性にも優れた軽量素材のトップスを手に入れましょう。どんなに動いてもいつもドライだから、ストレスフリーでトレーニングに打ち込めます。 高機能トップスやTシャツはいろいろありますが、なかでもおすすめなのがPerformance-T。ソフトでなめらかな生地を採用し体に沿う設計で、ウォームアップからクールダウンまでのびのびと動けます。
よいトレーニングギアは可動域を広く使えるサポート力があり、体を動かしてもズレないため、しっかりフォームに集中できます。リフティング、ランジ、ストレッチと、どんな運動をするときも、フレキシブルで安心感のあるフィットのものを選びましょう。
ショーツ:軽量のショートパンツは有酸素運動や気温の高い場所でのワークアウトに最適です。
タイツ:レイヤリングや寒い日の運動には、サポート力があり通気性にも優れているタイツがぴったりです。
ヨガパンツ:ソフトで柔軟性の高い吸汗速乾性ヨガパンツは、低負荷のトレーニングに向いています。
トレーニングの種類はもちろん、ワークアウト中の気分作りも考慮してアイテムを選ぶといいでしょう。
脱水症に陥るとエネルギーの低下でパフォーマンスにも影響します。再利用できるタイプの水筒を必ず持参しましょう。長時間のワークアウトや、思い切り汗をかくセッションでは電解質も加えて補給を心がけます。有酸素運動の日はハイドレーションパウダーも用意するというブスタマンテ。些細にも思えるこのような事前準備を怠らないことで、長時間トレーニングに励んでもリカバリーもスムーズになります。
汗をふくのに便利な小ぶりのタオルがあれば、気が散らずにワークアウトに取り組めます。また、共用のトレーニング器具をふくのにも便利です。暑い環境でのセッションには滑り止め付きのヨガタオルを。また、終わった後のシャワーで使うフルサイズのバスタオルも用意しておきましょう。つい忘れてしまいがちですが、ジムに行くならマストです。
お気に入りのプレイリストがあれば気分も一気に上がるもの。ただし、適切なヘッドフォンを選びましょう。汗に強くノイズキャンセリング機能のあるもの、動いてもズレないタイプなら、しっかりゾーンに入り込めます。最終セットに向けて気分を盛り上げたいときも、ペースを維持しながら集中したいときも、ヘッドフォンで聴く音楽は集中力アップに役立ちます。
小物だけれど、あるとないとでは大違い。髪のスタイリングひとつでエクササイズにもうまく集中できないうえに、運動後も整えるのに苦労することになります。
必要に応じて、次のものをバッグに常備しておきましょう。
Lightweight Cap:軽いかぶり心地のキャップがあれば屋外でのランニングや発汗性の高いワークアウトに便利
ヘッドバンド:髪の乱れを抑え、汗取りの役割も
Trail Bandana:バンダナは汗をふく以外にもスタイリッシュな小物として多目的に活躍
ヘアバンド:言うまでもなくロングヘアの人の必需品
良質なソックスの威力はあなどれません。適切な一足でマメや水膨れを防ぎ、足元を快適に保ちましょう。伸縮性に優れアーチサポートで足をしっかり支えるTerry Sock Highや、ショート丈で軽量ファブリックが快適なPerformance Run Sock Lowもおすすめです。
「以前はシューズの履き心地があまりにも悪かったせいでランニングが嫌いでした」と打ち明けるブスタマンテ。「きちんとフィットしていなかったために、走るのが苦痛だったんです」。しかし、Cloudboom Strikeに出会ったことで「ランニング観が一変した」と語ります。「今はランをすごく楽しんでいます。ストレス解消にも役立つんですよ」
シューズはランニング、リフティング、HIIT、ハイブリッドなど、トレーニングの種類に合ったものを選びましょう。迷ったときはOnのガイドをぜひ参考にしてください。アクティビティに特化したシューズの必要性についてはテニスシューズとランニングシューズを、自分にぴったり合ったスタイルを見つけたいならランニングシューズやトレーニングシューズのガイドが役立ちます。
ジムのロッカーがオープンタイプなら、南京錠など自分用の鍵を持っていくと安心です。外履きのシューズや、エクササイズで使わない携行品をまとめてしっかり保管しておきましょう。
ジムでのトレーニングに必要なものをきちんと把握することで、無駄なく滑らかにトレーニングを始められます。安心して動きに集中するために、必須アイテムをそろえましょう。適切なジム用ウェア選びのヒントには、ジムのためのOnスタイルガイドが役立ちます。 トレーニングへのやる気がアップするパフォーマンス重視のOnのアイテムをぜひご覧ください。どんなワークアウトでも、ぴったりのギアが必ず見つかります。