

2023年は世界人権宣言の採択から75年。この重要な節目を迎えるにあたり、Onが支援しているRight To Runイニシアチブのパートナーが2022年に実現した数々の取り組みについてご紹介します。いずれもそれぞれのコミュニティで実施された素晴らしい活動です。


世界人権宣言は1948年12月10日にパリで開かれた国際連合総会で採択されました。人類史の画期となったこの文書は、起草者たちが保護すべきだと考えたさまざまな基本的人権を、全30条にわたって明記したものです。その理念は世界の多くの国や地域で受け入れられ、宣言の全文は今日までに500を超える言語に翻訳されています。
世界各地の低代表コミュニティ(マイノリティや被抑圧集団など、社会において過小にしか代表されていない集団)においては、このような人権の擁護を目的とするさまざまな団体が活動しています。Onはそのような団体を支援するために、社会にインパクトをもたらすためのパートナーシップ「Right To Run」を2022年初めにスタートさせました。パートナー団体が共通に目指しているのは、「誰もが運動できるようにすることで、コミュニティの変革を進めていく」こと。Onでは、資金調達や各種のサポート、寄付などを通じてこの目標を支援しています。
世界人権宣言75周年を記念して、Right To Runイニシアチブに参加するパートナーが2022年に実現した主な取り組みを、ここにご紹介しましょう。




Rising Heartsは、米国の先住民の声を広く伝えるために精力的に活動している草の根の組織です。5月には、今年で5回目となる恒例のランニングイベント、Running For Justiceを開催し、先住民の女性や少女、親族たちが行方不明になったり殺害されたりしてきたこれまでの不正について訴えました。この2年間で参加者から総額10万ドルを超える寄付を集めてきたRunning For Justice。来年はよりいっそう大規模なイベントにするため、すでに計画が始まっています。
ニューヨークのブロンクス区で活動するEquity Designは、低代表コミュニティの子どもたちの健康と貧困問題の改善を目指しています。2022年6月に実施した運動会では、同区の600人以上の子どもたち、教師たちが教室を飛び出して、さまざまなアクティビティに挑戦。体を動かすモチベーションを手に入れました。




カリフォルニアのベニスビーチでは、現地で活動するランニンググループの48 for Changeが、5月に「48 for Floyd」を開催しました。これは、亡くなったジョージ・フロイドさんを偲ぶとともに、BIPOC (黒人・先住民・有色人種)コミュニティのランナーが安全に走ることができないという現状について広く訴えるイベントでした。「4時間ごとに4マイルを48時間走る」というチャレンジに、全米から130人を超える人々が参加。集まった総額12,500ドルの寄付金は、ホームレスの若者を支援する地元の慈善団体SPYに贈呈されました。


イラク北部の都市アルビルでは、9月の国際平和デーに、Free to Runが前例のない女性限定の短距離マラソン(6km)を実施。350人以上の女性と少女たちが街路に繰り出して、走る権利を行使しました。それは、この地域の女性が強いられている抑圧への力強い抗議表明でした。




カナダのトロントでは3月のセントパトリックス・デーに、Achilles Canadaが恒例の募金集めのランを実施しました。中心街の5kmまたは10kmのコースを走るこのイベントには、多種多様なバックグラウンドや能力を持つ2千人以上のランナーが参加。集まったお金は、障がいのあるアスリートが屋外でも安全にトレーニングできるようにするためのさまざまな手段に使われ、彼らが自由を取り戻す手助けとなりました。


2023年を目前にした今、OnはRight To Runイニシアチブをいっそう強化し、世界中の新しいパートナー、既存のパートナーと協力しつつ目標の達成をサポートするという使命に取り組んでいきます。このプログラムについての詳細は下記をクリックしてください。私たちが支援している素晴らしい団体が、それぞれのコミュニティで生み出している新しい変化について、詳しくご覧いただけます。