

Onのコンシューマー・エンゲージメント主任、ユージーン・バーンダムに聞くシューレースの正しい結び方。Cloud 5からCloud Xまで、Cloud各モデルの靴ひもを、あなたにぴったりのスタイルで結びましょう。
文:Laura Markwardt 写真:Anne-Sophie Soudoplatoff
人の足はそれぞれ個性的。シューレースの結び方も自分に合った方法を見つけたいものです。ロンドンのリージェントストリートにあるOn旗艦店でコンシューマー・エンゲージメント主任を務めるユージーン・バーンダムが、抜群のフィット感が得られる結び方をアドバイスします。
Onのシューズ、特にCloud 5やCloud Xなどのシューレースは、脱ぎ履きに便利でフレキシブルにフィット感を調整できる伸縮性の「スピードシューレース」を採用しています。ですが、このタイプのシューレースを標準のシューレースに替えたい場合は、ご自分の運動スタイルをしっかりサポートできる結び方で結ぶようにしてください。
まずはユージーンと一緒に基本をおさえましょう。「シューレースの結び方は、自分の足の甲(インステップ)と足裏のアーチの高さ、そしてシューズのアッパーとつま先部分の形状が決め手となります。例えば私の足は土踏まずのアーチがほとんど無いほど低いので、幅が狭めのシューズで長距離を走ると足を痛める危険があります。トレーニングの途中でシューズに違和感があると、自然な歩き方そのものにも影響が出てきます」
ループ結び ―― ユージーンにとって解決策となったのがこの方法。6種類の結び方の一つとして下記で説明しています。「自分のランニングシューズを足専門医に見せたところ、ループ結びで中足部に余裕をもたせる方法をすすめてくれました」
ループ結びはランニングシューズの靴ひもの結び方として一般的なものの一つです。その理由は、「シューズの中で足が滑ったり泳いだりしないようしっかり安定させつつ、中足部と前足部に十分な余裕を確保できるので、快適でサポート力のある走りが可能になるから」だと、ユージーンは説明します。
快適に感じられれば、それだけランニングは楽しくなります。そのうえ安全性も高まると、Onのスポーツサイエンス主任、ディナ・ヴァイスハイトは指摘します。「科学的に証明されているように、人は身体の自然な動きをキープできる時に最も快適に感じます。また、フィットしないシューズを履いていると足の怪我にもつながります」。 さらに、サポート力の弱い結び方で快適さが損なわれたシューズでは、いくら走ってもフロー状態に達することはできません。
足専門医の協力を得たユージーンは、ロンドンの店舗を訪れる無数のお客様たちのそれぞれ個性あるランニングスタイルについて理解を深めていくうちに、ランニングシューズのひもを結ぶ時に思わずやってしまう間違いが分かるようになりました。
彼はこんな風に説明します。「ランニングシューズでも他のどんなシューズでも、履いた時に前足部と中足部のスペースに余裕を持たせることが大切です。一般に私たちは、しっかりとした履き心地を得たいがためにシューレースをきつく結びがちで、シューズのアッパーが足を均等に包むようになっていません。これは特に、アッパーがまだ硬い新しいシューズを履く時にやってはいけないこと。シューズ内で足をストレッチできるくらい、スペースを均等に配分することが重要なのです」
ここで示す結び方は全部で6種類あります。ご自分に最も適したやり方をぜひ見つけてください。
ランニング初心者の方は、シューレースの結び方に先だって、まずは自分にぴったりのランニングシューズを探しましょう。シューズ検索を使えばパーフェクトなOnのシューズが見つかります。まったく新しい走り心地を体験してください。他にもシューズについて疑問があれば、よくある質問をぜひご覧ください。Onが特許を取得したCloudTec®テクノロジーは、ランナーの動きに合わせてクッション性を発揮し、ソフトな着地と力強い蹴り出しを可能にする独自のクッショニングシステム。走ることを思い切り楽しめます。