LightSpray™の誕生秘話
常識を覆すイノベーション
ロボットのスプレー製法による片足3分のアッパー製造
スポーツシューズ業界では、アスリートやファンの期待に応えるシューズを作るために、複数工程の製造方法を何十年も変わらずに続けてきました。 その従来の工程を抜本的に変えたのが、LightSpray™技術です。
Onのロボットは、全長1.5kmにもなる単一フィラメントをレース仕様の高性能ミッドソールにダイレクトに噴射し、複雑なパターンを紡いで、たったひとつの工程でアッパーを作ります。所要時間は片足わずか3分。
さらに、接着剤も不要で継ぎ目もないため、Onの他のレーシングモデルに比べ、製造時の二酸化炭素排出量を75％削減することに成功。誰も想像しなかった製造プロセスにより、まったく新しいシューズが誕生したのです。
LightSpray™技術によって生み出された、On史上最も軽量なアッパー。その重量はわずか30g。ランニングシューズの常識を覆す軽さです。
シューレースや継ぎ目がなく、擦れを軽減するぴったりとしたフィット感が特長で、ランナーは目の前の走りに完全集中できます。
そして、この革新的なアッパーに高い推進力を発揮するボトムユニットを組み合わせたのが、Cloudboom Strike LSです。 カーボンファイバー製Speedboard®を2層のHelion™ HFハイパーフォームで挟み、優れたエネルギーリターンと衝撃吸収力を実現しました。
その実力はプロアスリートたちによって実証済み。ボストン、パリ、ニューヨーク、東京など、世界各国で表彰台を飾っています。
LightSpray™の仕組み
余分な工程や素材を省くことで、原材料からそのまま革新的なアッパーを生み出します。
LightSpray™は接着剤フリーの結合を可能にする革新技術。現在、7件以上の特許を申請中です。
紡糸、編みや織り、染色といった従来の工程をカットすることで、水の消費をはじめとする一切の無駄をなくしました。
その結果、パーツ数が減り、廃棄物も削減。
On史上最速・最軽量のレーシングシューズが誕生しました。
歴史を創る、LightSpray™
最先端技術がもたらす勝利
記録破りのスピード
世界中のアスリートたちのレース結果が、Cloudboom Strike LSの実力を物語っています。
2024年、ヘレン・オビリ選手はボストンの世界的なマラソン大会で、Cloudboom Strike LSを初着用して優勝したのを皮切りに、 わずか1年の間にパリとニューヨークでも表彰台に登っています。
LightSpray™の勢いはさらに広がりを見せ、 長距離トライアスリートであるクリスティアン・ブルンメンフェルト選手が欧州チャンピオンの座を獲得。サムエル・フィトウィ選手はバレンシアの大会で2時間4分56秒を記録し、ドイツのマラソン記録を更新。
ドミニク・ロバル選手はバレンシアの10kmレースで26分54秒を記録し、スイス記録を更新しました。
そして2025年、ストゥメ・アセファ・ケベデ選手が東京のマラソン大会で優勝し、2時間16分31秒のタイムでタイトル防衛を果たしています。 Onアスリートたちの快進撃はまだ始まったばかり。革新技術がもたらす未来に、ぜひご期待ください。
信頼できるシューズがあれば、速く走れるっていう自信が持てるんです。
タフなトレーニングで着用してみたのですが、優れたパフォーマンスを発揮するだけでなく、抜群のサポート力と安定感も感じられました。
ユニークで本当にすごい技術ですよね。すでにランナーの間で話題になっていて、気になっている人も多いです。自分がどこまでいけるか試してみたくなる、そんな一足ですね。
Cloudboom Strike LSで走るのは最高に気持ちいい。 弾むような心地いいライド感で、スピードに乗れるんです。
LightSpray™
